はじめに
自身のマンション購入にあたっていくつかの本やサイトを見て勉強しました。
それぞれ置かれている環境も違うので、マンション購入の正解というものはありません。
後悔しないマンション購入を行う為には、個々人がしっかりと情報収集をして適切な知識の元に選択を行うことが重要です。
今回は、実際に自分が読んで良かったと思える本をご紹介したいと思います。(以下はアフェリエイトリンクになります)
マンションは10年で買い替えなさい 沖有人
この本を初めて読んだ時、衝撃が走りました。
住宅を購入すれば、死ぬまで保有し続けることが当然だと思っていた私の価値観をぶち壊してくれました。私がマンション購入を行う決め手となったのは、この本の影響が大きいと思います。
この本は著者が20年近くのマンションの流通データを元に非常にロジカルかつ、ファクトを示しながら資産性の高いマンション購入をお勧めしています。
そして資産性の高いマンションを手にする7つの法則で具体的にどうマンションを選べば良いのかを解説しています。ご自身のマンション選びに大いに役にたつはずです。
また、人口減少・長寿命時代のマンション住み替えのタイミングとして、10年でマンションの住み替えを行うことが最も合理的であると、12個の根拠を元に提言しています。
「老後の年金はマンションで作る」、「自宅が一番儲かる利殖である」といったキャッチーなフレーズで、金融資産としてのマンション購入について具体的な数字を元に解説しています。
特に初めての新築マンション購入は、モデルルームを訪れた際の興奮から感情的に決まりがちです。最終決断をする前に、この本に書かれてある資産性の高いマンションの条件に照らし合わせて、将来「負債」となってしまうマンションの可能性が高いか否かをチェックを行うことは重要です。
こちらの本に興味を持った方は、著者の沖有人さんが代表を務める会社が運営している、住まいサーフィンというサイトもお勧めです。
無料でマンション購入に関する解説動画が見れたり、個々のマンションの価格の妥当性が解説されていて非常に参考になります。無料とは思えない質の高いコンテンツで、これを見るだけでマンション選びのポイントが十分に理解できます。
会員登録も無料なので、沖有人さんの理論に共感できる方は、こちらのサイトもご覧いただくと学びがあります。
マンション大全 三井健太
上記の「マンションは10年で買い替えなさい」がマンション買い替えによる、資産形成テクニック全般を解説しているのに対し、こちらは、マンション購入に特化した本となっています。
著者の三井健太さんは元々大手のマンション開発会社でマンションの設計や開発をやられており、そのノウハウを惜しみなく紹介しています。
新築、中古のマンション価格の成り立ちからマンションの選び方、マンション購入でやってはいけないことまで丁寧に解説されています。
個人的には、エピローグにある「マンション選び20の原則、20の自戒」はこの本のエッセンスが詰まったポイントとなっているので、忙しくて本一冊読めないような方も、エピローグをチェックいただくとこの本の主旨が掴めると思います。
2020年以降も勝ち続けるマンション戦略バイブル 沖有人
「マンションは10年で買い替えなさい」と同じ沖有人さんの著書となります。
「マンションは10年で買い替えなさい」は骨子の部分は非常に学びが多かったのですが、2012年に出版された本であった為、細かい金利や税制の話で実態と少し乖離がありました。
それを今の時世にあった形に修正し、昨今のトレンドや住宅の選び方によりフォーカスを当てて解説しています。資産性のある物件の選び方についても新法則として3つの目線が追加されており、非常に勉強になります。
沖有人さんが提唱しているタワマン節税についても新たに解説されており、相続税対策に興味がある方も参考になると思います。
さいごに
マンション購入前に読んで良かった3つの本を紹介しました。
マンションは何千万もする人生最大の買い物です。その人生最大の買い物を後悔あるものにしない為にも、最低限の知識を持った上で決断することが大切です。
しかしながら世に出ている不動産に関する情報は不動産業者目線の情報が多く、なかなか消費者目線に立った情報というのは限られており、それを見極めるのも難しいです。
そういった点で今回ご紹介した3冊は本当に消費者目線に立った良書ばかりですので、マンション購入を決断される前に一読されることをお勧めします。
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