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【テスラ購入記②】テスラモデル3のメリデメ整理

テスラ

前編では、なぜ車を買うのか?カーシェアではだめなのか?について考え、マンションの駐車場問題に直面し検討していた車種が車高NGとなってしまったことを書きました。

前編はこちらです、まだご覧になられていない方はこちらも合わせてどうぞ。

車は欲しい、でも車種選びどうしよう…と思っていた時に現れたのがテスラです。きっかけとなったのはミキティのYouTubeです。これです。

半年以上前にテスラかっちょえええ!電気自動車乗ってみたい!キュイイーンしてみたい!と思いながらも封印していたテスラへの憧れやワクワク感がこの動画を見て復活してきました。

当時はそもそも車を持つこともあまり前向きではなかったので、大したリサーチをすることもなく却下していたテスラでしたが、改めてテスラについて調べ直してみることにしました。

テスラとは

2003年に設立、有名なイーロン・マスクが率いる会社です。EV(電気自動車)やソーラーパネルや蓄電池を販売しています。EVについては日本では販売中3車種、販売予定2車種があります。

先行して販売されていたModel SやXは1,000万を超える価格でとても庶民が検討できるような車ではありませんでしたが、2019年に日本でも発売になったModel 3は最安モデルが444万ということで半額以下に価格が抑えられていることもあり、販売数が伸びてきています。後述する補助金と組み合わせることで比較的現実的な価格となります。

販売中

Model S

価格は1,169万円〜1,599万円、2013年から日本で発売が開始された5人乗りのセダンタイプです。1回の満充電で最高652km走ることができます。

Model X

価格は1,269万円〜1,499万円、2015年から発売が開始されたSUVタイプです。通常は5人乗りですが、オプションで7人乗りにすることもできます。1回の満充電で最高580km走ることができます。

Model 3

価格は444万円〜717万円、2019年から販売開始となった最も新しいモデルで、5人乗りのセダンタイプです。1回の満充電で最高580km走ることができます。私が購入したのはこのモデルです。

販売予定

Model Y

Model 3をベースにしたコンパクトSUVです。既にアメリカでは販売を開始しており人気となっているようです。通常は5人乗りですが、Model X同様、オプションで7人乗りにすることもできます。価格は未定ですが、先行して販売が開始されているアメリカではModel 3と大差ない価格で販売されているようです。

Cybertruck

上記4車種とは毛色の違う、6人乗りのピックアップトラックです。桁外れの耐久性がウリのようです。

Model 3について

スタンダードレンジプラス(SR+)、ロングレンジ(LR)、パフォーマンス(P)の3つのグレードがあります。

細かい仕様の差はありますが、大きな差は航続距離と速さ(最高速度+0-100km/hまでの秒数)です。Pは価格も高いですし、少々マニアックなスペックですので、SR+かLRで悩まれる方が多いかと思います。

EVであるテスラのネックの一つは充電問題ですので、航続距離の長さは正義です。SR+の価格も魅力的ですが、この価格差であればSR+より140kmも長く走れるLRはコスパも良いので、予算が許せばLRもアリだと思います。(私は予算の兼ね合いでSR+にしました)

国産の一般的な自動車メーカーと違って、ナビで追加のコストがかかったりすることはなくオプションはほとんどありません。シートの色とホイールと自動運転機能を付けるか否かくらいしかオプションの選択肢はないので、ほぼ下に記載の価格通りになります。

価格航続距離最高時速0-100km/h
SR+444万448km225km/h5.6秒
LR524万580km233km/h4.4秒
P717万567km261km/h3.3秒

補助金

今のテスラを語る上で切っても切れないのは補助金です。現在、EVを普及させるためにEVに対する補助金が潤沢に出ています。テスラも含めたEVは車両価格そのものはガソリン車と比較しても多少高いものが多いですが、補助金をうまく活用することでお得に取得することが可能な状況になっています。少しでもEVに興味があるのであればせっかくの補助金を使わない手はありません。

ただし、この補助金がとても分かりづらいです。私自身も補助金の概要を理解するのにとても苦労しました。国と自治体からそれぞれ補助金が出ており、さらに国の補助金が2パターンあるため、より複雑になっています。

テスラストアでスタッフの方に聞いた情報では、今年度の補助金は2022年2月末までとなっており、来年度の補助金の内容及び金額は2022年6月に発表予定となっているようです。発表は6月ですが、2022年3月以降の納車であれば、6月以降来年度補助金の申請が可能です。補助金の制度自体は継続する可能性が高いですが、内容は現時点で未定のため、金額が減る可能性もあります。(もちろん増える可能性もあります)

国の補助金は3種類あります。補助金額や対象可否についてはModel 3を前提としています。

CEV補助金

40万円の補助金が出ます。後述する環境省補助との違いは再生可能エネルギーの導入が不要なことと、予算の上限を気にする必要がないことです。

申請期限は2022年3月1日となっています。

R3年度_CEV補助金の申請_CEVの補助金交付を行う次世代自動車振興センター
R3年度予算 CEV補助金に係る交付規程・手引きの情報ダウンロードできます。CEV、EV・PHV用充電設備、水素ステーションの補助金交付を行う一般社団法人次世代自動車振興センター。環境・エネルギーに優れた自動車の普及を促進しています。

環境省補助金

80万円の補助金が出ます。今年度は期間と予算を限定して環境省から追加の補助金が出ています。上のCEV補助金と併用することはできないため、どちらかひとつを選ぶ必要があります。

元々2021年9月30日が申請の期限でしたが、2021年の12月28日まで申請期限が延長しています。予算上限に到達すれば終了のため、申請期限の前でも終了する可能性は十二分にあります。(予算はギリギリです)

CEV補助金との違いは、自宅で再生エネルギーの調達が必要です。具体的には環境省の指定した事業者の電気プランにご家庭の電気契約を変更(再エネ電力メニューの導入)するか、再エネ電力証書を購入するか、太陽光パネルの導入など自宅で発電が必要です。

再エネ電力証書の購入と言われてもピンと来ない方が大半だと思いますが、再エネを導入できない代わりに、再エネ電力の環境価値分を購入するものとなります。(要は金を出せということです)ご家庭の電気の利用状況にもよりますが、一般的な家庭だと4年で5〜6万円くらいになりそうです。

電力メニューを切り替えるほうが後のモニタリングの際の対応が簡単ですが、自宅の電気プランが現在割安な場合は再エネ電力メニューに切り替えることで電気代が上がって長期的に見て金銭的にマイナスになる可能性もあります。電力プランを切り替えたくない方や契約上他社に切り替えできない方(特にマンションだと電気契約を切り替えられないマンションもあったりします)は再エネ電力証書の購入が良いかもしれません。

この補助金は4年間車両を保有することと、4年間モニタリング調査に協力することが条件となっています。4年以内に車両を手放す場合は、補助金の返納が必要なのでご注意ください。(4年の車両保有はCEV補助金も同様です)

R2第3次補正_CEV補助金の申請_CEVの補助金交付を行う次世代自動車振興センター
R2年度第3次補正予算 CEV補助金に係る交付規程・手引きの情報ダウンロードできます。CEV、EV・PHV用充電設備、V2H充放電設備、外部給電器、水素ステーションの補助金交付を行う一般社団法人次世代自動車振興センター。環境・エネルギーに優れた自動車の普及を促進しています。

経産省補助金

60万円の補助金が出ます。が、この補助金は予算が尽きてしまったので新規の受付は終了しています。

さらにこの補助金はテスラ対象外のため気にする必要はないのですが、EV補助金のページが非常に見づらく、パッと見ると他の補助金も含めて受付が終了したかのように見えてしまいがちなのでご注意ください。

自治体

国だけでなく自治体からも補助金が出ているケースもあります。

特に東京都は補助金がかなり潤沢です。上でご紹介した国からの補助金に加えて、45万の補助金が出ます。さらに、環境省補助である80万の補助金受給者に対しては、+15万円上乗せで計60万円の補助金となる大盤振る舞いとなっています。

東京都在住で環境省補助金が適用できた方の場合、国:80万+都:60万=140万円の補助金が助成されます。軽自動車が一台買えるレベルの補助金です。

加えて東京都の中でも一部の区ではさらに追加で補助金があります。江東区・葛飾区・足立区にお住まいの方は、追加で10万円程度の補助金があります。

区の補助金も受け取れる方は、国+都:140万+区:10万=150万円とMAXで150万円の補助金を受け取れることになりそうです。当該自治体にお住まいの方は特にお得度が高いです。

ご注意

  • 上で触れた通り環境省補助金は予算や申請期日が迫っておりますので、今からの注文では間に合わない可能性があります。
  • 江東区・葛飾区・足立区の補助金については対象有無がわかりづらく対象外の可能性もありますので、ご興味ある方はご自身でご確認いただければと思います。(東京都以外の自治体の補助金についても以下URLから確認可能です)
東京都 | 全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置 | 一般社団法人次世代自動車振興センター
東京都の自治体が、クリーンエネルギー自動車(EV・PHEV・FCV)および充電設備、V2H充放電設備、外部給電器、水素ステーションに対して独自に行っている補助制度・融資制度・税制特例措置を紹介します。

さらに東京都は取得翌年度から5年度分自動車種別税も免除されます。EVであるテスラはもともと税金が安いのですが、さらにランニングコストが下がります。(2年目6,500円、3年目以降25,000円/年が0円になりますので、約8万円お得です)

補助金適用するとどうなる?

SR+車両価格:444万-補助金:80万=364万円(自治体の補助がある方は最安で294万円になります)

300万ちょっととなれば、ハリアーやプリウスと大差ない価格となります。さらにこれからご紹介する税金・メンテナンスコスト・エネルギーコストのメリットがあるためランニングコストを抑えることができます。

車両価格は同じでもランニングコストを含めたトータルで考えるとテスラのコスパの良さが見えてきます。

税金

テスラはEVのため、CO2の排出がありません。そのため、税金面でも非常に優遇されています。

イニシャル

自動車税、重量税、環境性能割:非課税(ライズだと7万円くらいかかる)

ランニング

自動車種別税:最安ランクの2.5万円、2年度目のみ6,500円に割引、東京都の場合は5年度目まで免除(ライズだと3万円くらいかかる)

重量税:最初の5年間非課税その後2万円/年(ライズだと5,000円くらいくらいかかる)

メンテナンス

テスラはエンジンを搭載しないので、エンジンオイルを変える必要がありません。またブレーキも回生ブレーキ(発電する動力で車を減速させる)の性能が高く、ほとんどブレーキを使うことがないので、ブレーキパッドの交換も必要ありません。(ブレーキパッドは存在しますが、交換する必要がないくらい使用しないとのこと)

5,000円/年程度ではありますが、ガソリン車と比べてメンテナンスコストも抑えられます。

エネルギーコスト

エンジンを搭載しないのでガソリンを使うことはありませんが、代わりに充電が必要になります。現状ガソリンよりも電気の方がコスパが高いため、エネルギーコストはEVであるテスラが有利です。

1ヶ月で1,000km乗る場合のコストを比較します。

  • ガソリン車の燃費は15km/l、ガソリン価格は150円/l
  • テスラはスーパーチャージャーで全て充電を行う(無料充電や自宅充電は行わない)

ガソリン車の場合:10,000円

テスラ(Model 3)の場合:3,576円*テスラHPより

→1,000kmあたりだと6,500円ほどModel 3のほうが安くなります。(ガソリン車の三分の一程度)

今回は全て有料の充電を行った想定ですが、Model 3は無料の充電スポットも沢山あります。戸建てにお住まいの方は自宅で充電することも可能です。スーパーチャージャーは充電スピードは優秀ですが、コスト的には割高な方なので、無料充電を組み合わせることができる方であればさらにエネルギーコストを下げることができます。

カーシェア・ガソリン車と比べてどうなの?

ここまでイニシャル・ランニング両面でテスラのお得さを書いてきました。

自分自身も「なんとなくお得なのは分かった、しかし具体的にいくらお得なのかよくわからん」という状態になりましたので、具体的なコストの比較をしてみたいと思います。

カーシェア・ガソリン車のコストについては、前回記事の数値を踏襲します。算出根拠について詳しく知りたい方は前回記事をご覧ください。

Model 3の保有コスト

前回記事と条件を合わせるため利用条件は以下を前提としました。

  • 土日400km利用+年4回1000km利用=月730km利用
  • 充電コストは3.57円/km
  • 駐車場代は30,000円/月
  • Model 3を新車で購入(444万円想定)
  • 環境省補助金+都の助成金140万適用
  • 5年間保有し、その後購入額の半値で売却を想定

毎月発生コスト

駐車場代:30,000円+電気代:2,606円+保険(任意+自賠責)7,000円=39,606円

メンテナンスコスト

車検:35,000円(内税金:0円)/2年+備品交換(エンジンオイルやブレーキパッド等):0円/年

→年間17,500円、月に均すと約1,458円

車両コスト

納車費用:200,000円(内税金0円)+車両代:4,440,000円=4,640,000円-環境省補助金+都の補助金:1,400,000円-売却金:2,220,000円=1,020,000円

→5年で1,020,000円なので、年間204,000円、月に均すと17,000円/月

合計

駐車場代他:39,606円+メンテナンスコスト:1,458円+車両コスト:17,000円=58,064円/月

ちなみに東京都以外にお住まいだと以下のようになります。

駐車場代他:39,606円+メンテナンスコスト:2,816円+車両コスト:27,000円=69,422円/月

比べてみる

前回記事のシミュレーション結果と比べてみます。

  • カーシェア:46,436円/月
  • ガソリン車(ライズ新車):67,600円/月
  • Model 3(東京都):58,064円/月
  • Model 3(東京都以外):69,422円/月

カーシェア<Model 3(東京都)<ガソリン車<Model 3(東京都以外)

という結果となりました。東京都以外であってもModel 3とガソリン車のコストはほぼ同じ、補助金や税金が優遇されている東京都の場合はガソリン車よりもModel 3の方が安い結果となりました。

カーシェアとModel 3の価格差は東京都だと約1万円/月、東京以外でも約2万円/月となっています。

ガソリン車で採用しているライズは車両価格が200万円、Model 3は444万円です。コストが同じであれば、車両価格の高いModel 3の方がコスパは高いです。エネルギーコストはModel 3のほうが優秀なので走行距離が伸びればエネルギーコスト面でModel 3がさらに有利になりそうです。

この価格差なら、EVであるModel 3のデメリットが許容できるのであれば、採用しない理由はないなと考えました。(おっテスラ思ったより安いやん♪るんるんとなっていました。)

Model 3のメリデメ

コスト面で問題ないことは確認できたので、EVであるModel 3のメリデメを確認します。ガソリン車と異なる点があるので、Model 3が許容できるか否かは重要なポイントです。

メリット

カッコいい

のっけから定性的な項目なのですが、個人的にはとても大事なポイントです。せっかく大金を払って毎週のように使うマイカーですので、乗るたびにテンションが上がる車を選びたいです。

マンションの駐車場もOK

前回記事でマンションの駐車場事情に触れましたが、車高が1500mm以下のノーマルルーフに格納できるか否かは私のライフスタイルにおいて重要です。

Model 3は全長:4,694mm、全幅:1,849mm、全高(車高):1,443mmなので、ノーマルルーフに収まります。

移動式の部屋になる

Model 3はEVなので、エアコンも使い放題です。ちなみに車中泊をして一晩エアコンをつけっぱなしでも10%程度の電気しか消費しないようです。(テスラストアスタッフ談)ガソリン車だと車を止めて電気を使いすぎるとバッテリーが上がってしまいますが、Model 3は大きな電池が走っているようなものなので、電気を使い放題なのは便利です。

我が家は小さな2LDK に家族3人で暮らしています。Model 3を部屋代わりに使うことで実質3LDK(2LDK+C)になったと言えます。(言えません)

「合理的に考えて+C」これはきっと流行りますね。(流行らない)

冗談はさておき、子どもが泣き騒いでいる時に自宅でweb会議が入ったりすると子どもの声が気になります。急に自分一人の個室を使いたいようなときでも個室代わりに使えそうなのは魅力的です。仕事だけでなく、子どもを連れた外出時に急に休憩したい時の休憩場所代わりにもなりそうです。

また後部座席を前に倒すと割とフラットになります。Model 3はガソリン車に必要なエンジンやその他パーツが必要ないことから車内空間が広いです。特にトランクが非常に大きいため、後部座席のシートを倒すとかなりゆとりのあるスペースができますので、マットを敷いて車中泊も可能そうです。車中泊の課題の一つである夜の温度問題についてもエアコンを好きなだけ使えるので快適な車中泊ライフを送れそうです。

タブレットが便利

Model 3にはメーターやナビが個別についていません。あるのは大きなタブレットだけ。そこにナビもメーターも付いています。その他にもSpotifyで音楽を聞いたり、YouTubeで動画を見たり、8箇所についているカメラの画像を見たり、ゲームをしたりとできることは多岐に渡ります。(カメラが沢山あるので、ドラレコを別途付ける必要もありません)

ソフトウェアアップデートが頻繁にある

Model 3にはOSが組み込まれており、そのOSのソフトウェアをアップデートすることでどんどんできることが増えていったり不具合が解消されていきます。

スマホをイメージいただくとわかりやすいですが、例えばiPhoneでもOSのアップデートによって不具合が解消されたり、UIが変わったり、できることが増えていったりします。スマホと同じようにModel 3もソフトウェアアップデートによって購入した後もどんどん進化していきます。

一例を挙げると上で触れたYouTubeの視聴は従来できなかったようですが、ソフトウェアアップデートによって新たにできるようになった機能の一つです。一般的な車だと購入後に機能がアップデートされることは基本ないと思いますので、その点もModel 3の魅力です。

自動運転機能が優秀

自動運転機能については、自分で体感しているわけではないので、YouTubeで利用された方の様子を見たレベルになるのですが、国産車と比較してもModel 3の自動運転性能は優秀と言われています。

そもそもイーロン・マスクは自動運転車の開発を目指していますので、自動運転領域についてはテスラ全体で力を入れています。日本より規制のゆるいアメリカでは、日本以上に広範囲で自動運転ができるようです。日本で販売しているModel 3についてもアメリカで販売しているものと同等レベルのハードウェアとソフトウェアが導入されているのですが、日本の規制に合わせて機能を制限しています。(アメリカと日本ではできることに違いがあります)いわば日本では本来の能力を抑えて制限している状況ですので、日本の規制の中での走行精度は高いです。

さらに今後日本の規制が緩和した際も、Model 3はソフトウェアのアップデートが可能です。元々カメラやレーダーと言ったハードウェアはオーバースペックなレベルものを兼ね備えているため、ソフトウェアがアップデートされれば、進化した自動運転をすぐに楽しむこともできます。

我が家は帰省の際など比較的長距離を走ることが多いです。そんな時に自動運転機能があれば運転者にかかる負担が小さくなりますので、自動運転機能が優秀なのも高評価です。

余談になりますが、アメリカでは、駐車場でスマホからテスラを呼べばテスラが無人で運転手のところまで走ってくるような機能もリリースされています。近未来感がありますね。(日本は規制の兼ね合いで前後の移動のみ)

エネルギーコストが優秀

全て有料のスーパーチャージャーを使った場合でもガソリン車の約3分の1とエネルギーコストが割安です。さらに無料の充電スポットをうまく使いこなせばもっとコストを下げることが可能です。

私の場合はうまく無料の充電スポットを活用しながらドライブすることを楽しめそう(ケチだから)だと思ったので、エネルギーコストの安さをよりポジティブに捉えました。

こちらのサイトは充電器スポットの場所がまとまっています。無料/有料や通常/急速の種類や充電器の数も分かりますのでModel 3を持ってからの充電ルートのイメージもつけやすいかと思います。

EVsmart|電気自動車(EV)充電器スポット・スタンドの検索&口コミサービス
電気自動車(EV)充電器スポットを現在地や目的地で検索できるサービス。車種などの条件を指定しての検索や、スポット・スタンドごとの口コミ情報も。

デメリット

充電が面倒

これがEVであるModel 3の最大のデメリットだと思います。充電スポットの数は増えてはきましたが、比べ物にならないほど多いガソリン車向けのガソリンスタンドほど数はありません。お住まいのエリアによっては充電スポットまでそこそこ距離があるケースもありますし、充電スポットに行ったとしても充電器が空いていないケースもありえます。

また充電スピードもガソリンに比べると遅いです。ガソリンだと2,3分もあれば満タンになりますが、電気充電の場合は高速といわれるスーパーチャージャーの最速モデルのものですら約300km分を充電するのに15〜20分程度は掛かるようです。スーパーチャージャーでない急速充電器だと約120km分の充電に30分はかかります。しかも急速充電器は基本的に一度に30分以上の充電はマナー違反なので、一度に満充電にすることはできず、ちょこちょこ充電を行う必要があります。

日々の充電も面倒ですが、遠出をした時は充電スポット探しにも気を使う必要があります。都内は充電スポットが比較的多いので、有料やスピードの遅いものなどモノを選ばなければ充電スポットに困ることはさほどなさそうですが、地方に行くと充電スポットの数はぐんと減ります。ガソリンスタンドのようにインフラとして整備されきっていないので、地方で運転する場合は充電計画をしっかり立てる必要も出てきます。そういったルート管理が面倒な人にもおすすめできません。

ただ、この充電問題については戸建て住まいの方は最強です。大事なことなので二度言います。戸建ては最強です。なぜなら自宅にModel 3の充電器を設置できるためです。自宅に充電器が設置されれば、夜充電器に挿して一晩経てばフル充電になっています。もちろん充電スポットの空き待ちもありませんし、ガソリン車と比べてもガソリンスタンドに行く手間すらなくなります。夜間の電気料金をお得なプランにしておけば電気代のお得な時間に充電することでエネルギーコストをさらに下げることも可能です。

この記事をご覧になっている戸建て住みの方はModel 3の導入を強くおすすめしたいと思います。(遊びに行くので充電させてください)戸建てだと駐車場のサイズも気にしなくていいので、室内空間にゆとりがあって7人乗りも可能なModel Yの方がマッチしているかもしれません。

故障が心配

テスラは会社としての歴史が浅いながらも急拡大して成長してきた企業です。しかもノウハウの少ないEVを開発しています。そんな背景もありソフトウェア・ハードウェアの両方で不具合ちょこちょこあるようです。特に国産メーカーの車はトラブルが非常に少なくアフターサービスも万全なのでそこと比べるとより気になります。

私もこの点はとても気にしました。いくらデザインがかっこよくても命を預ける車にもしもがあるのは避けたいためです。

ところがこと最近のModel 3においては不具合リスクが大きく減少していることがわかりました。これはテスラの新規工場であるギガ上海の稼働開始が大きく影響しています。

テスラは元々アメリカに工場(ギガファクトリー)を持ちそこで車の製造を行っていました。特にハードウェアについてはいくつかの課題が見つかっていたものの、製造中の工場のラインを止めて改善を行うのはハードルが高かったようで、抜本的な改善ができていない点がいくつかありました。

そんな中で2021年に上海にギガ上海と呼ばれる新たな工場が建設され稼働を開始しました。ギガ上海ではアジア向けのModel 3とヨーロッパ向けのModel Yを製造しています。従来アメリカで作られていた日本向けのModel 3がギガ上海で製造されるようになりました。

新規工場立ち上げのタイミングで今まで改善できていなかった問題点を解消したことで、ギガ上海製のModel 3は従来と比べてハードウェアの不具合が減ってきているようです。またギガ上海立ち上げによって生産効率が向上(+輸送コスト減)したこともあって大きく価格を値下げしています。SR+は元々511万円だったのが大幅値下げで429万円になりました。(その後値上げがあり今の444万円となる)

ハードウェアの不安はギガ上海モデルから大きく改善しているようで一安心、ソフトウェアについても以前はナビがおっちょこちょいで使いづらかったようですが、少しずつ改善しているようです。

ソフトウェアのアップデートはハードウェアほど難易度が高くないと思われることから時間が解決してくれると思ったので、ソフトウェアの不安についても自分の中では問題ないと整理しました。

リセール大丈夫?

上のシミュレーションでは、5年で50%のリセールを想定しています。Model 3はほんとにリセールが優秀なのか?不安はあります。

正直現時点で流通数が少なすぎることと、価格改定が入ったりしていることもあって、正確な情報はありません。しかし以下3点からリセールについてもそこそこ期待して良いのでは?と前向きに考えるようにしました。あくまでも私の個人的な見解です。

ソフトウェアアップデート

ソフトウェアは常に最新版にアップデートされるので、最新車種との差分はハードウェアのみとなります。

まさにiPhoneに近いイメージを持っています。iPhoneもソフトウェアが更新されるので、1年落ちの機種でも他スマホ機種と比べるとそこそこのリセールがあります。それはハードウェア(カメラ等)にさほどこだわらないけど少しでも価格が安いものが欲しいニーズが一定数あるためです。

充電スポットの拡充

テスラとしてもスーパーチャージャーを急ピッチで全国に設置していっていますし、その他の充電スポットも数が急速に増えていっています。EVユーザーが増えていけばもっと充電スポットは拡充されていくはずです。

Model 3だけでなくEVの大きなネガである充電問題が解消されれば、EVに興味を持つ人も増えていくはずです。供給に対して需要が増えれば価格は上がりますので、EVに乗りたい人が増えるのはリセール観点で追い風となるはずです。

テスラユーザーが広告になる

テスラは広告を打ちません。広告にかかるコストを商品に転嫁しています。なので、まだまだテスラって何?って方も多いと思います。しかし実際に走っている車を見てみるとカッコいいですし、乗るとテンションが上がります。

買ってみた・実際に乗ってみたという口コミが拡散されていくと思いますので、ここから加速度的に認知が広がっていくことを予想しています。

また政府としても2030年に2013年度比46%のCO2削減(おぼろげに浮かんできたやつ)や2035年までに新車販売に占める乗用車を電動車100%にする目標に掲げていることから補助金による後押しは引き続きあると思われます。経産省は来年度のEV支援補助金予算を今年度の倍額要求しているとの報道もあります。

利用者増による口コミ拡散と補助金の後押しでテスラを始めとしたEVユーザーの需要はどんどん高まると思われますので、ここもリセール観点では追い風です。

リセールとかケチくさいことは置いといて、まだ納車もされていませんが、テスラユーザーが増えるのは仲間が増えたような気がして嬉しい気持ちでもあります。

そして、ついに試乗へ

リサーチを十分に重ね、コスト面も想像以上に割安、懸念事項も自分の中では整理できました。

私の心はポチっに向けて固まってきました。そして最後についに試乗に向かいます。今までYouTubeやブログで勉強してきましたが、実際に乗ったらどうなのか?

次回は試乗、そして購入編です。

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