はじめに
マンションは何千万もする人生最大の買い物です。当然のことながら誰しも失敗はしたくありません。
新築のモデルルームに行くと、その非日常感と営業担当の方の魅力的なトークに舞い上がり、そのマンションのデメリットやリスクが見えなくなることが多々あります。私も初めてのモデルルーム訪問時はそうでした、妻と二人してこれが運命のマンションかもしれないと舞い上がったものです。
マンション購入を決意したら、是非第三者へ一度相談してみることをお勧めします。
フラットな目線でマンションを評価してもらい、そのマンションのメリットデメリットを正しく把握した上で購入の最終判断を行うことで、失敗のリスクを最小限に抑えることに繋がります。
なぜ第三者へ相談
多くの方は人生の内に何度もマンションを購入することはありません。人生一度きりです。なので皆初めてのマンション購入となります。
何事もそうですが、初めから100点満点の対応ができる人はそう多くありません。失敗して原因を改善して少しずつ上手になっていくものです。しかし多くの人のマンション購入に次はありません。初めてだからといって、10点ではいけないのです。
間違ったマンション購入をしてしまうと取り返しがつかないケースがあります。
さらに厄介なのが、不動産業界の情報の不透明性です。圧倒的に売主が情報を多く保持しており、買主はわずかな情報の中で最適な選択をしていく必要があります。
言うは易しですが、簡単にできることではありません。なので、第三者へ相談し、教えを乞うことが重要です。
餅は餅屋ということで、マンション購入はマンション購入のプロに聞いてみるのです。
身近な人への相談は控える
大きい金額の買い物になるので、多くの方が親や親族、友人など身近な人に相談するのではないでしょうか?
しかし相談した相手も多くの方はマンション購入の素人であるケースが多いです。特に過去に家を買ったことのない人への相談は控えるのが得策です。
家を買ったことのない人は、家の資産性や流動性を理解していないまま、マンション購入の一部分だけを切り取り、購入のリスクを語る傾向が強いです。
そして多くの人は漠然としたマンション購入への憧れはあるものの、買う判断ができていないまま今に至っており、マンション購入を決意したあなたに潜在的な嫉妬が発生し、マンション購入に否定的な意見が出る傾向があります。
家族への相談も注意する必要があります。家族は何千万という借金に対する漠然とした不安にフォーカスし、マンション購入を頭ごなしに反対するケースがあります。また立地やスペックについても数十年前の価値観からアップデートされておらず、本質的でない批判や偏見に近い反対意見が出るケースが多いです。
家族から購入資金を援助してもらうのであれば、スポンサーの意見は真摯に聞くべきですが、そうでない場合は、限りなく事後報告に近いタイミングで報告することがスムーズに購入を進めるポイントです。
もちろん身近にマンション購入を行なった知り合いや購入と賃貸のリスクを正しく把握した上で賃貸マンションを選択しているような人がいればその人に相談するのはありだと思います。
あなたのことをよく知った人であれば、本当にあなたの個性や好みにあった最適なマンションのアドバイスがもらえるかもしれません。
相談は素人ではなくプロに
マンション購入を行うのであればプロに行うことが良いと思います。
私が実際に今のマンションを購入する際にも相談させていただいた方も含め、厳選したプロをご紹介します。
マンションマニアさん
現在は有料サービスとなっていますが、お金を払ってでも相談する価値はあると思います。
とんでもない量のマンションを見たその知識に加え、10回近い自宅購入経験。
そして不動産会社から広告料を頂かず、「何も分からずに家を購入してしまい後悔する人をなくす」というポリシーで積極的な情報発信を行っている姿勢は信頼できます。
まずはブログをご覧いただき、信頼できると思えばご相談いただくといいと思います。
餅つき名人さん
「バツイチ男が伝えるマンション購入ノウハウ」というブログを運営されています。
長文で辛口なマンションレビューが多いですが、その文章量と言葉のセンスはマンションブロガーの域を脱していて非常に面白いです。
ご自身も新築、中古それぞれでマンション購入をされていて知見も豊富です。少し辛口だけど忖度のない意見を聞きたい場合は是非お勧めします。
三井健太さん
新・マンション購入を考えるというブログを運営されたり、マンション大全という本を執筆されたりと多方面で活躍されてらっしゃいます。
元々不動産業界にいらっしゃったこともあってその知識が群を抜いています。
また資産性に軸足をおいたアドバイスを求められたい時は三井健太さんはおすすめです。
住まいサーフィン
こちらは個人ではないのですが、マンション購入に関する様々なノウハウや情報を発信しているサイトです。
私のブログでも過去に紹介した「マンションは十年で買い替えなさい」の著者の沖有人さんの会社が運営しているサイトであり、特に資産性に軸を置いたスタンスは信頼できます。
モデルルーム訪問等のいくつかの条件を満たす必要がありますが、マンションの個別レポートをもらうことが可能です。
レポート以外にも情報量が半端でなく、ためになる情報満載ですので、会員登録(無料)をしておくことをお勧めします。
新築、中古マンションの価格妥当性がわかる【住まいサーフィン】
住まいスタジアム
のらえもんさん、三井健太さん等著名なマンションブロガーの方が運営に関わっているサービスです。
有料にはなりますが、有料だからこそ忖度のないアドバイスが期待できます。私は利用したことはないのですが、次回マンション購入を行うことがあれば、ご相談させていただきたいと考えています。
2LDK
手前味噌ではありますが、私も相談を受け付けております。上でご紹介した先輩方を前に恐れ多いですが、私に相談してみたい!という方がいらっしゃいましたら以下フォームからお申し込みをお願い致します。
さいごに
マンション購入における第三者への相談の必要性とその相談相手をご紹介しました。
新築のモデルルームを一度見てしまうとそのマンションが運命のマンションだと思ってしまい、ドツボにハマってしまうケースは多いです。
数は減ったとはいえ、首都圏だけで、年3万戸近い新築マンションが供給されています。中古を含めるともっと多くのマンションが市場に出回っています。冷静になって周囲を見てみるともっとあなたにあったマンションに出会えるかもしれません。
マンション購入は安い買い物ではないので、一度第三者に相談してその意見を聞いてから判断しても遅くはないと思います。
私自身、第三者への相談で色々と気づけたこともあり、その意見を踏まえ今の家を購入できてので、後悔のないマンション購入を行うことができました。
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